後半は超絶技巧を要する曲、という感じでした。
このプログラミングの良さも、真央君のリサイタルの魅力。

年に何回もリサイタルをしているけれど、少しずつ曲を変えて、聴衆を飽きさせない、レパートリーの幅広さ!



ヴァイオリンだと、新しい曲をマスターするのは、多分、ピアノより難しのだろうな?と思います。
ピアノは鍵盤で音が決まっているけれど、弦楽器は、自分で音を作らないといけないから。

4)J.S.バッハ/ブゾーニ|シャコンヌ BWV1004
J.S.Bach / Busoni | Chaconne




この曲も、高校生の時から弾いていたんですね〜。
神々しい演奏でした。
2列目でも十分前の方なのに、もっと近寄って聴いて見てみたい!
1mくらいの距離で見てみたい!
(LFJのマスタークラスを2時間並んで見学した時、間近すぎて妙に緊張したけどw)

コンサートの後の、パーシモンホールによるインタビューでは、
引用:フレッシュ名曲コンサート 藤田真央*Interview
fff



今回のプログラムの肝になるのは、リストの「巡礼の年〜」とプロコフィエフのソナタ第7番でした。

それぞれ前半と後半の最後に持ってきて、それを補う形でベートーヴェンのソナタとバッハ/ブゾーニのシャコンヌを入れたのですが、補うために入れた曲の方が良い演奏ができたかもしれません(笑)。

リストとプロコフィエフはどちらも派手な作品ですが、それを際立たせるためにも少し鎮めるような、そういう音楽が作りたいなと思ってシャコンヌを入れたのですが、色々な音色が出せましたし、お客様が集中して聴いてくださるのを感じながら、弾くことができました。


たしかにリストが派手な感じで、ベートーヴェンは浄化的な感じだったけれど、
シャコンヌは鎮めるというか、荘厳なというか。良いことには変わりないけど!
真央君のテクニックを発揮している演奏でした。


5)プロコフィエフ|ピアノ・ソナタ 第7番「戦争ソナタ」変ロ長調 Op.83
Prokofiev | Piano Sonata No.7 “War Sonata 2 ” in B frat-major, Op.83


この曲もまた、高校時代から弾いているのですね。
そう考えると、今回のリサイタルは、
若い頃(今も若いけど)弾いていた曲を練り込み直して、成長した演奏が聴けたということになるわけで。

年齢が進むにつれて、解釈も演奏も深いものになるだろうから、これからもますます楽しみ。

プロフィエフ ピアノソナタ第7番 第三楽章といえば、昔Twitterに真央君がピアニカで吹いていた動画があったのですが、ツイ主の水口君が非公開にしてしまい、今は見られません。
残念です(笑)
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この曲になったとたん、前かがみで鍵盤に顔近い!という感じで弾いていました。
でも、それくらい気合を入れないと弾けないくらいの難曲なんだと思います。
全く危うげなく、完璧でした。やはり昔から弾いているからかな。

本当にこれぞ激熱な演奏。右手と左手どうなってるの???というくらい、独立して動かせるのすごいなぁ。本当に、こちらの感想と私も同じ感想!



やはり、老後はピアノをやると脳にイイかもしれないなぁ(笑)

本当に曲に深く入り込んで、よくノッって演奏している姿がいつも印象的です。
日本の子は、あまりそういう風に表に出しませんから、良くそういう風に育ててくれたなぁ〜と、思います。
アーティストとしては必要なことだと思うし。
それとも、音楽やっている子は皆そうなのかな?

シフトペダルは、いつでも踏めるように足を置いているし、割と多様しているみたい。
プロってそんな感じなのかな。他の人の足元あまり見たことないから・・・

曲に入り込んだとしても、危うさはいつもほぼ無い感じですね。
無いとはいえないけれど、ほぼ無いし、リカバリーもしてる感じ。

全体を通しての感想は、
いつも通り圧倒的迫力で、ピアノをいろいろな音色に操る魔法使いのようでした。