発売に合わせて、様々なメディアにとりあげられていて、レーベルの力の入れようがわかります。


4つのサイトの記事があって、内容はほぼどれも同じですが、
記事タイトルが、
e-onkyogrooversが、
「ピアニストの個性とレコーディングの特性のマッチングを聴く」
というタイトル。(・∀・)イイネ!!
もしや、私のつぶやきを見てタイトルつけました?w、そんなことはないか(笑)


記事はmysound(YAMAHA)の記事が元になっているのだと思います。
mysoundのページは、豪華な感じがします。





また、moraの記事タイトルは、
「どのアーティストを選べばいいのかわからない!」に応えるクラシック・アルバム」
他の3記事とは内容が微妙に違いますが、このCDをオススメしたい意気込みが強く伝わってきて、これまた(・∀・)イイネ!!です。




なので、まずは、moraの記事から見ていきます。
引用:「どのアーティストを選べばいいのかわからない!」に応えるクラシック・アルバム〜藤田真央『passage』配信開始

■このアルバム「passage」を、「はじめて手に取るピアノのアルバム」としてオススメする理由は?

⇒「ズバリ「聴きやすい」からです!」


いまの若手のクラシック・アーティストには、音楽活動以外の表現にも長け、自己プロデュース能力の高い本当に魅力的な方がたくさんいて、いちリスナーとしてとても楽しい状況にあります。

しかし藤田真央は、そういう先輩がたとはまた異なるタイプのピアニストです。本人のキャラも普段はちょっと天然系に見えるくらいに(笑)、確固たるものを内に秘めながらも、決して自らアピールしません。

演奏の方も、空気の中に自然と“音楽そのもの”が彼の“個性”としてにじみ出てくるような感じがある。いつも聴き手のイメージをかき立ててくれ、新しいお客様を一瞬で引き込んでしまうのです。

加えて、“きれいな音を出すために音をコントロールする”というのが、彼自身の演奏のポリシーでもあるので、強奏しても決して音がつぶれず、迫力はあっても圧迫感を与えません。



内に秘めた確固たるもの、それは、自然と出ちゃっているかも〜。
たしかに、音がキラキラしていて、圧迫感は無い。
でも、激しくキメるところはキメていて、かっこいい。


■このアルバム「passage」を聴くときの心構えは?

⇒「ぜひ、コンサート会場にいるつもりで聴いてください!」


藤田真央のアルバムは通算で3タイトル目。中学生時録音のファーストアルバム、高校生時録音のセカンドアルバムは、三善晃、プロコフィエフなどの10代らしからぬ渋い選曲が話題を呼びましたが、
今回はそれとはガラリと異なる、ポピュラー感のある曲がセレクトされ、より多くの方に親しみやすい内容になっています。

曲は、藤田自身がいま取り組んでいる作品からセレクトしましたが、結果としてコンサートの疑似体験ができるような並びになりました。


コンサートの疑似体験、私も、真っ先にそう思ってつぶやいたのだけど、そういうコンセプトで作られていたのかな。

「ポピュラー感のある曲」、聴きやすさはこれに尽きるのでは?と個人的には思います。
たしかに、過去2作には渋い選曲もあり、素人のワタシには?な曲もあった。
でも名前が売れるためには、ポピュラーな曲を集めたCDも必要だよね♪




ピアニストの個性とレコーディングの特性のマッチング
とはどういうことなのか?

次に、grooversmysoundの記事を見ていきます。
両社はほぼ同じですが、grooversが字が大きくて見やすいかな。


ピアニスト・藤田真央の特徴は、きわめてイノセントかつニュートラルに音に向かい合い、音をきれいに出すためにはどうしたらいいか、どういう表現が適切かということをひたむきに追求している点。

巧みな自己プロデュースによってキャリアを積んでいく最近の若手アーティストとはまた異なる、今後の新たな本道を示していくアーティストの登場ともいえるでしょう。

レコーディングのスタイルも、藤田の個性に合った形であることが求められます。
全部の音が目の前で鳴っているような押しの強い録音は避け、彼の演奏がかもし出す「空気感」を最大限に表現しなければなりません。

今回のホールは、キャパとしてはその中間。大きすぎず小さすぎない、一台のピアノをたっぷりと包み込む空間を活かしつつ、藤田真央が大切にしている曲ごと、場面ごと、声部ごとの音色の変化や、微細な指先のコントロールによるハンマーの動きまで余すところなく再現するという、一見矛盾する録音コンセプトが見事に形になっています。

ささやくようなピアニシモから、低音域を連打するフォルティシモまで濁りなく表現するダイナミックレンジの広さは是非ハイレゾで聴いていただきたいポイント。そして藤田自身が語る「一音一音真珠のように美しい音が目に見えるよう」な感覚も、存分に味わえることでしょう。

高い音はきれいに出て、低い音には厚みがあり同時にふわっと抜くような表現もできて、和音を弾いたらがっちりとした音が鳴ってくれます。とくに録音1日目の終わり頃からとても良い響きになってきて、ホールに順応してきたのだろうと感じました。」
と、ピアニスト本人も満足する、理想的な環境でのレコーディングとなりました。


そうか、空気感!
若さ溢れる豪快な演奏も魅力だけれど、ささやくような表現も、とっても良いんだよね〜。
19歳の演奏とは思えないくらいの、ロマンティックさ✨

passage ショパン:ピアノ・ソナタ第3番/藤田真央(ピアノ)