(4)にして、ようやく本題です(^^;

■ 藤田 真央 ピアノ・リサイタル
■ 2018年2月10日(土)18:00開演 チケット3,000円

もう真央君の演奏を¥3000で聴ける機会なんて、あまりなくなるかな?






こちらこそ、たくさん聴かせていただいて、
ありがとうという気持ちでいっぱい。

入場したら、パンフレットをいただけました。
パンフレットも、赤い皮のリボンがついていたりして、おしゃれ♪
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1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ単調K.310

真央さんは、出だしの、ランラララ〜のところの、ランをゆっくり目に弾いていましたね。

2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番OP.111


3)ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ

個人的には、この曲が予習の段階で好きになり、よく聴いていました。
感想としては、キーシンの方が抑揚や、ペダル多め?
今回、会場の造りでそう聴こえなかっただけかな?
寄せては返す波のような感じと、華やかなポロネーズ、真央さんの素敵な演奏で、感動。

ニコニコで見るのも、いろんなコメントがあって面白いね。


4)ショパン:ピアノソナタ第3番



こんな大曲を4曲も演奏したのに、アンコールも4曲も!



5) シューマン:献呈

よく聞くけれど、これが献呈かぁと知ったくらいににわかです(^^;

6)ショパン:英雄

ブーニン、今はどうしているのだろう?
良く知られているからか、隣の席のおじいさんに目の輝き戻りました(笑)
私も間近で見て聞きたかったなぁ〜。

7)モシェコフスキ:火花

指どうなってるの?という超絶技巧でした。
やはり近くで見てみたかった!

8)トーク
ここに来るのは2回目で懐かしいです、というような話。
2年前よりは短く、挨拶ぐらいですね。
なんだか終始照れている感じでしたが、お疲れだったのかもしれませんね。
今回は、新しいプログラムで緊張した、とのこと。
2016年の動画↓


9)ショパン:遺作

甘美で感傷的な旋律、これを真央くんのピアノで聴けただけでも、来た甲斐があったなぁ〜。
こういう雰囲気も、うまく弾ける、その世界に入ってる。

どの曲の最後か忘れたけれど、
掌をひっくり返したその指で、最後の音を弾いていて驚き!
それは、見せるためなの?それとも、正当な技術なの?
その方がソフトな音になるとか、何か理論があるの?
驚いた〜。

緩急自在で、大胆さから繊細さまで自由自在。
時にハープのような、時に鐘のような、いろいろな音。
ゆっくりな部分も決して焦らず、じっくりと聴かせてくれる。
そんな間の取り方(表現)が最高。

ゆっくりな部分を引く姿は、顔を上にあげて瞑想状態のよう、
聴いている側も瞑想状態に入りそうな、そんな素晴らしい演奏会でした。
若いのに、パワーばかりでなく、ロマンチックにも弾けるし、技術もすごい。

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終演後は、サイン会。
CDは、多分20枚くらいしかなかったかと。
なので、私は最初に買っておきました。

サイン会時には、すでに売り切れていました。

なので、パンフレットにサイン会になっていまいした!
売り切れてたらサイン会はそこで終わりになったりするのに、
温かい対応に、主催者や親御さんの素晴らしさを感じます。ファンの気持ちわかってる。
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初めて握手してもらいました。大きそうな手だったな〜。
指が長いというか、掌が大きいんだと思います。うらやましー。
最近、写真では丸くなっている…という噂でしたが、そうでもなかったですよ。年齢的に筋肉がついてくる頃合いかと。

当日はお母様が来ていらっしゃっいました。
お母様は目がぱっちりなの、美人さんなの。



そして、常連ファンの方々を見ていたら、
常連ファンさんのサイン会への参加の仕方はさすが慣れています。
まず、混んでいるときは並びません。
混雑がひと段落しそうなあたりで並びます。
その方が、お話できる時間も長いからかも。

真央さんも、常連ファンさんを見て「おっ」と認識していたので、
かなりの常連さんなのでしょう。

そして、並んで写真を撮ってもらっていました。
並んで写真撮ってもらえるなんて、小規模リサイタルがチャンスですよね。

私も写真、どうしよう…と思いましたが、
自分の写真はいらないか…と思って、勇気をだして握手止まりでしたが、
せっかくの小規模リサイタルだったのだから、並んで写真撮ってもらえば良かったかな〜。

藤田真央 - ワーグナー=リスト 歌劇「タンホイザー序曲」 他




真央さんも、いつまでこういった小規模リサイタルに出てくれるかなぁ〜。
今度題名に出るから、ますます売れっ子になりそうだし。
百音ちゃんは、既に小さいリサイタルはやってないですからね…。
周防さんも、こちらに呼んで欲しいですね。

肝心のサインです。まさか冊子の方にも、日付を入れてサインしてくれるとは、感激!
それも、スタッフさんが、私が冊子の上に挟んでおいたCDケースの背表紙を取り除いてくれていたからです。
スタッフさんのお心遣いに、心温まりました。
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百音さんの時は、事務所が仕切っているのか、
写真ダメですとか、緊張感があり、流れ作業気味だったけれど、
今回は、決して流れ作業ではなく、ファンの気持ちを考えてくれるサイン会だったと思います。

初めての真央さんのリサイタルが、佐賀文庫さんで良かったな〜。

こちらはステージです。大きな生け花がキレイでした。
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会場内での反応は、いやぁ〜良かった!という声が多数でした。
しかし、こんな声もありました。
「なんか変わったよね?手がこうなるっていうか(ふわふわモーションしてた)、あれ、癖かな?」
身体も良く動くし、大人になって、子どもの頃よりも曲に入り込むようになったのかなぁ。

これなんかも、だいぶ体も顔も動いているけれど、
雰囲気に合っていれば、いいと思う。もうすでに日本人離れしているのかも。
自分の魅せ方を知り、自分を出していこう。

普段我々は、感情をセーブしてする仕事が多いけれど、
音楽家は、自分を出せるっていうのが素敵だね。
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それでは、常連ファンの方々の感想をどうぞ。

多分、こちらの常連さんは、先日のVYOの時も頑張って1番で並んでいた方だと思ったので、
(私も約1時間前に並んだけれど、上には上がいた!)
声かけてみたら、電車で来たとか。水戸駅からタクシーで20分ほどだそうです。
もう少し良い時期なら、1泊して偕楽園もオススメなんだけどな〜。

地方公演にも行ってるみたいで、こちらでも最前列、すごい。
私も、そんな時が一時期あったなぁ〜。
今は、行ける範囲で…1つ1つを宝物のように楽しみたい。

文章表現力もすごい。









そうか、ゆっくりテンポはアダージョだっけ。
そうなの、それが私も言いたかった。
アダージョをどう料理できるかが、プロって感じかな〜。











こちらの方も、もしかしたらVYOのとき一緒に並んで近くに座っていた男性かなぁ…。
引用:佐川文庫で藤田真央

音は真央クリスタルで、キラキラと輝いていた。
サラサラの髪がふわふわと波立つ。真央君が目をむく。壮絶な演奏。
駅からタクシーで往復6千円以上


「真央クリスタル」、うまい表現だなぁ! 
本当に、クリスタルでしたね、キラキラ。それも技術が確かだからなのだろうな。
見える前の方の席だったのかな?
タクシーでそんなにかかるとは!あのお姉さんも…

こんなに追っかけがいるとは、真央くんはすごいわ。
今度の題名出演で、さらに知名度アップだね〜。

こちらは追っかけではない方の感想。
引用:藤田真央ピアノリサイタル@佐川文庫

彼の演奏を聴くのは2度目。それは1年半前の彼が高2の時。故中村紘子氏の推薦で佐川文庫の若手ピアニストシリーズに登場した時です。その時の印象は音の線が細く、全般的に響きに物足りなさがありイマイチ感がありました。その後、2017年のクララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝したというので、どのぐらい成長したのか聴いてみたいと思いました。

結論から言うと、飛躍的に成長していて驚きました。まず左手のバスの音がよく響き、全体的な音バランスがよかった。それと「木の箱」としてのピアノを豊かに鳴らすような弾き方をしていました。

このホールで聴いたどのピアニストよりも、ホールとよくマッチングしているように感じられました。

この「初めて弾いたような…」とうい感覚は、このリサイタル全般的に及んでいました。これは彼の特筆すべきタレントなのかもしれません。


なるほど。
確かに、ホールとピッタリな雰囲気だったかもしれない。
瑞々しさ、清潔さが持ち味、今はそういう感じかな。


クララ・ハスキル優勝の真央君ブームが終わることなく、
末永く、活躍できますように。